CentOS5の公式レポジトリは対応が遅いため、最新のプロジェクトがインストールできなかったりします。
そういった場合には新しいリポジトリを追加して、そのリポジトリから最新版を取得するように設定します。
設定方法は以下の通り。
今回新たに追加するリポジトリはUtter Ramblingsという名前のリポジトリです。
まずUtter RamblingsのURL(www.jasonlitka.com)からRPM-GPG-KEYをインストールするコマンドを実行します。
# rpm --import http://www.jasonlitka.com/media/RPM-GPG-KEY-jlitka
Utter Ramblingsのリポジトリ情報をyumに追加するため
/etc/yum.repos.d/utterramblings.repo を作成し、下記の内容を記載します。
# vi /etc/yum.repos.d/utterramblings.repo
ファイルの中身は以下の通り
[utterramblings]
name=Jason’s Utter Ramblings Repo
baseurl=http://www.jasonlitka.com/media/EL$releasever/$basearch/
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=http://www.jasonlitka.com/media/RPM-GPG-KEY-jlitka
これでyum updateを実行するとバージョンの古いアプリケーションが全て更新されるのですが、必要なものだけ更新するにはyum updateのあとにパッケージ名を指定します。
更新可能な全てをアップデートする場合。
yum --enablerepo=utterramblings update
更新するパッケージを指定してアップデートする場合。(バージョン指定はしなくても問題ない)
例)PHP5.2.13
yum --enablerepo=utterramblings update php-5.2.13