Google翻訳みたいな感じで最適な名前を返してくれるサービスが欲しいと何度思ったことか。
「名前は情報を含み、簡潔で覚えやすく、できれば発音可能な名前が望ましい。」
とか言われても正直そんないい名前ほいほい思いつかないです。
でも、訓練次第ではいい名前が付けられるようになると思うので、自戒の意味を込めて記載しておきます。
1.グローバルとローカルの名前の付け分け
「グローバルにはわかりやすい名前を、ローカルには短い名前をつける。」
グローバル変数は定義上プログラムのどこにでも出現する可能性があるため、読む人がその意味を思い出せる程度に長く、説明的な名前をつける必要がある。
個々のグローバル変数の宣言に短いコメントを入れておくとよい。
変数だけでなく、グローバルな関数、クラス、構造体にも、プログラム中での役割を表す説明的な名前をつける必要がある。
逆にローカル変数は短い名前で十分。
あまり長い名前は逆にプログラムの可読性を下げる。
2.統一性を出し、コードを文章に
「関連性のあるものには関連性のある名前をつけ、関係を示すと共に違いを際立たせるようにする。」
class UserQueue {
int noOfItemsInQ, frontOnTheQueue, queueCapacity;
public int noOfUsersInQueue() {…}
}
上記のプログラムではQueueという単語がQ、Queue、queueとして登場している。
しかしキューはUserQueue型の変数からしかアクセス出来ないので、メンバ名に"queue"を入れる必要はない。
文脈だけで十分に理解出来るので、下記の文は冗長である。
queue.queueCapacity
そのため、下記のプログラムの方が優れていると言える。
class userQueue {
int nitems, front, capacity;
public int nusers() {…}
}
このように記述することで、下記のように文を書けるようになる。
queue.capacity++;
n = queue.nusers();
3.関数名の付け方
「関数には能動的な名前をつけ、問題がなければそのあとに名詞をつける。」
now = date.getTime();
putchar('¥n');
ブール値を返す場合は、戻り値が不明確にならないような名前をつける必要がある。
わかりにくい
if (checkoctal(c)) ...
わかりやすい
if (isoctal(c))...
とりあえず今回はここまで。
今後もこの内容を意識してプログラミングしていきたいと思います。